より多くの社員に経営者視点を持ってほしい! グリーの「役員かばん持ち」企画を紹介

こんにちは、取締役の秋山です。今回は、社内で実施している「役員かばん持ち」という企画を紹介します。

「役員かばん持ち」とは、社員が役員に同行し、役員が日々どのような仕事をしているのかを見学する企画です。実際にかばんを持つかどうかは……ケースバイケースです。

社員は取締役の中から誰の「かばん持ち」をしたいか希望を出し、選ばれると、1日から場合によっては数日、通常業務から離れて役員に同行することができます。

 

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「かばん持ち」の社員には隣の席で仕事の様子を見てもらいます。
普通に仕事をしている振りをしながら、けっこう緊張しています(笑)

 

どんなことをするの?

この企画は11月からスタートしていて、これまでに25人ほどが参加しています。私も6人の社員に同行してもらいました。

ある社員は、午前7時半からプライベートで参加している勉強会に同席するところから始まり、午前中は経営会議にも同席しました。経営会議では予算の話やM&Aに関する話までしますので、基本的には役員しか参加できません(このときは他の役員の「かばん持ち」参加者も同席して合計4人が集まっていました)。

午後は私の担当する管理統括本部内の本部長たちとの定例ミーティング。さすがに人事関連の話をするときは席を外してもらいましたが、それ以外は隠さず。いつも通りの議論を見てもらました。

さらに、この「役員かばん持ち」が面白いのは本当に誰でも応募できるということです。もちろん応募数が多いと参加できない社員も出てきてしまうのですが、若手しか参加できないとか、マネージャー層は参加できないといった制約はありません。

実際、私と同い年のシニアマネージャーが、私の「かばん持ち」として参加してもらう機会がありました。参加者が若手でも、見られているという緊張感を持つのですが、同い年のマネージャーともなると、若手に見られてるのとは違った緊張感を持つことができて新鮮でした。

 

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同い年のシニアマネージャーと、最後は鍋をつつきながら熱く語り合いました

 

なぜ「かばん持ち」なの?

そもそもこの「役員かばん持ち」という企画は、社内で実施している「Refactoring GREE」(リファクタリンググリー)というプロジェクトの一環として立ち上がりました。「Refactoring GREE」は、「会社をより良くするために、みんながやった方がいいと思うことをドンドンやろう!」というCTO藤本の掛け声で実施しているプロジェクトです。

 

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藤本は毎月末の全社締め会で、どうすればみんなが
「グリーではたらくのって楽しい!」と思えるようになるか話しています

 

他にもゲーム制作を効率化する企画や、職場環境を改善する企画、社員同士のコミュニケーションを促進するような企画が動いています。その中で、「役員かばん持ち」は新卒入社で2年目の社員が「役員が日々どのような仕事をしていて、どのような考えや思いを持って行動しているのか知りたい」という思いから提案し、実現しました。

役員としても経営人材の育成は課題意識にあって、より多くの社員に経営者視点を持ってもらう機会として良かったなと思っています。

もちろん、グリーでは毎週月曜の朝会や締め会など、役員を含む全社員が参加する会議や、役員とのランチなど、できるだけ経営層からのメッセージが伝わるように努力しています。しかし「百聞は一見にしかず」。1日、経営者の立場に自分をおいて行動してみるのが一番理解につながります。

参加者には感想をレポートにまとめてもらって社内で公開しているのですが、あるエンジニアからは「役員の立場から会社を見ることで、社内にあるいろいろな仕事を知ることができた」といった感想もありましたし、「良い組織を作るため、雰囲気を良くしたり、活性化したりするために努力しているということがわかった」といった感想を載せていた社員もいました。

特に事業部門の社員は、管理部門が日々どのような仕事をしているのかに興味があって応募したと話していました。

 

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こういった施策は新卒の研修として導入されがちですが、グリーでは違います。
リーダー層として活躍している社員にも、積極的に参加してもらっています

 

今回は単発の企画として始まった「役員かばん持ち」ですが、大変良い取り組みだと思っています。何かしらの形で残していけたら良いなと思いますし、希望があれば、企画に関係なくても“来る者は拒まず”で受けるつもりです。

 

おまけ:他の役員の「かばん持ち」

ちなみに、同じく役員の青柳の「かばん持ち」に参加した社員は、青柳の住むマンションの近くで合流し、子供を保育園に連れて行くところから同行がスタートしたそうです。いつもと違う役員の“顔”が見られるのも、この企画の良いところですね。

 

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青柳(左)が保育園を出てタクシーに乗り、米国拠点と電話会議をする様子。
分刻みで動く役員の姿を、目の前で見ることができます

 

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青柳と、同じく取締役の荒木(右奥)が定例でやっている1on1のミーティング風景。
偶然にもお互いの「かばん持ち」社員が参加したため、2on2の異例ミーティングに

Author: jin akiyama